「宅建を受験しよう!」と決意してまずするのが
テキスト・問題集選びですよね。
実際に書店へ足を運ぶとたくさん種類があってどれにしようか悩んで決められず
「今日はいいか…」と何も買わずにお店から出ていってしまう人もいるのではないでしょうか。
(私です)
この記事では私が宅建に独学合格した時に使用したテキストを紹介します。
私のように宅建コーナーの本棚の前で圧倒されないためにも、ぜひ参考にしてください!
【テキスト】みんなが欲しかった!宅建士の教科書
いわゆる「みんほし」です。
著者の滝澤ななみさんはFPなどのテキストも執筆されているので
資格勉強の経験がある人は一度は名前を見聞きしているのではないでしょうか。
私が手に取ったきっかけも簿記のテキストでお世話になったからです。
中身もイラストが豊富なところや構成も似ているところがあり
頭にすっと入ってくる感じがあったので宅建でも使うことに決めました。
もちろん資格勉強の経験がない方でも分かりやすい内容になっています!
メリット・デメリットをまとめてみました。
メリット
- フルカラーでイラスト・図解がたくさん入っている
開いたら文字がぎっしり!のテキストは読む気が失せますが、みんほしは違います。
イラスト・図解が豊富なので勉強のハードルを下げてくれます。
また文字だけよりイメージもしやすく頭に入りやすいです。
- 暗記すべきところがわかりやすい
みんほしでは重要な部分は「板書」で要点をまとめてくれているので
覚えるべき箇所が一目瞭然です。
宅建は覚えることがたくさんありテキストを一読しただけでは到底理解ができません。
私はまず板書部分を理解すると決めて勉強を進めていきました。
- 分冊ができる
通勤中など出先で勉強するとなると分厚いテキストを持ち運ぶのは大変です。
みんほしは3冊に取り外しが可能なので外出先で勉強したい人には
うれしい仕様ですね。
- テキストだけど過去問もしっかり収録
テキストの中に例題として過去問も掲載されています。
インプットの後すぐにアウトプットができるのは便利でした。
そしてこの過去問はスマホにダウンロード可能なのでスマホ学習もできます。
- 「このセクションで学習すること」でざっくり全体像がつかめる
各セクションの最初にどんなことを学習するかが書いてあります。
過去問などで学習していると細かい知識を暗記するのに必死になって
意外と基本的なところが抜けていたりします。
読んでいない方も多いと思いますが大枠をつかむと細かい箇所の暗記もしやすくなるので
是非読んでみてください!
デメリット
- 全範囲が網羅されていない
みんほしはどちらかといえば初学者向けのテキストです。
とにかく合格に向けて要点をギュッとしぼった内容なので
重要でない箇所はけずられています。
実務のためにたくさんの知識を得たい人や
一度不合格になりある程度知識のある人は、LECの出る順シリーズなど
情報量が多いテキストをおすすめします。
- シンプルなテキストが好みの人は読みづらい
メリットの裏返しになりますが
「オールカラーは目がチカチカする」という人には読みづらいと思います。
また、板書は手書き風のフォントが使われており
レビューで「このフォントが読みにくい、なぜわざわざ変えるのか」
という声もちらほら見かけました。
テキスト選び全般に言えることですが
書店で手に取って読みやすいかどうか必ず確認してください。
【問題集】みんなが欲しかった!宅建士の問題集
テキストがみんほしだったので問題集もシリーズでそろえました。
テキストと問題集はリンクしているのでシリーズで使いましょう。
こちらも分冊が可能なので通勤時間に解いていました。
テキストと被るところもありますが、
私が感じたメリット・デメリットを紹介します。
メリット
- 解説が初学者向けでわかりやすい
テキスト同様難しい表現がなく、簡潔にまとめてあるので読みやすいです。
問題集は赤黒の2色刷りで、重要箇所は赤字になっています。
- 「ちょっと確認!」で周辺知識をチェックできる
宅建は年々難化しているので過去問丸暗記だけでは合格できません。
解説ページの下に掲載されている「ちょっと確認」では
問題に関連した知識がまとめてあり、
過去問丸暗記で終わらず合格のための総合的な理解を深めるのに役立ちます。
テキストに戻らなくても確かめることができるので時短にもなりありがたかったです。
デメリット
- レイアウトが好みでないと使いづらい
みんほしの問題集は左が問題、右が解説の構成のため、
問題を解いているときにどうしても答えが見えてしまいます。
正誤は付属の赤シートで隠すことができますが解説文は黒字です。
この構成が気になる人は別の問題集を検討するか、
目隠し用のシートを自分で用意しましょう。
LEC出る順予想問題集・0円模試
テキストと問題集はTACだったので予想問題集もTACにするつもりでしたが、
学習中に観まくっていたYouTubeチャンネル
「棚田行政書士の不動産大学」でコラボすると知り、
0円模試を解いた後に予想問題集を購入しました。
予想問題集は出版社をそろえなくても問題ありませんでした!
やってみての感想は
- 「えっ、こんなの出るの?」というような今まで見たことがない問題がいくつも出題される
- 時間が思ったよりもギリギリになり焦りから思考停止して余計に解けなくなる
と散々でした。
4回分収録されているので何度かこなしていくうちにだんだんとペースもつかめるようになり
トリッキーな問題にも動揺しなくなってきたのでやってよかったです。
模試を解き始めたのが9月と遅かったのですが
ぶっつけ本番だったら絶対に合格していませんでした。
TAC予想模試
こちらは勤務先で宅建を受験する旨を申請したらもらうことができました!
LECとは違う切り口で出題されるので角度を変えた知識の確認ができたのでやってよかったです。
もらったのは1回分だったので学習の進みがギリギリだった私にとってちょうどいい量でしたが、
余裕のある人は違う出版社の予想模試も買ってみて
試験の形式に慣れておくのもおすすめです。
だたし、学習の基本は過去問題集メインでやりましょう。
私は予想模試で間違えた項目を過去問題集やテキストに戻り、再度知識を入れ込みました。
まとめ
以上の5点とYouTubeのみで合格できました!
最後にテキスト選びについて一つだけ聞いてほしいことがあります。
「選ぶときは一度書店で見てください」というアドバイスはよく聞きますが、
中身を見るときは一番上の項目から見ずに宅建業法を見るようにしてください。
宅建のテキストは一番難しい権利関係が一番上に来ていることが多いです。
とりあえず最初のページをめくって、いきなり最難関の箇所を見て
「これは私には無理かも…やめよう」
となってしまう人がかなりいると思います。
私の周りにも受験を考えたけどテキスト見てあきらめたという人が何人かいました。
せっかく書店でテキストを手に取るまでは行動をしたのにとてももったいないです。
学習を始めるときも宅建業法からのスタートをおすすめするので
テキスト選びの時もまずは宅建業法を見てみましょう!
テキスト選びや学習方法の参考になればうれしいです。